伯母夫婦の真珠婚式のパーティーを開くために、庭の美しいレストランの1室をウインカーは予約しました。
「伯父さん、伯母さん、結婚30周年おめでとうございます。ぼくはマルトと伯父さんたちのような幸せな家族を築けたらと願っています。
伯母さんに甘えていたぼくも、もうすぐ父親になります。伯父さんと取り組んだぶどうの研究も、成果が出てきました。ぼくは、今、とても幸せです。
おふたりに支えられて今日のぼくがあるような気がします。ありがとうございました。」
ウインカーははにかみながらも、今まで伝えられなかった想いを一気に話しました。伯父さんも伯母さんも、同じように照れながらも嬉しそうにしています。
マルトは用意したワインをウインカーへ渡しました。 「おふたりの記念日にこれを贈ります。これは、エデュアールおじいさまが大切そうに木箱で保管していたワインです。みんなでこれを飲みませんか。」
マルトは用意したワインをウインカーへ渡しました。
「おふたりの記念日にこれを贈ります。これは、エデュアールおじいさまが大切そうに木箱で保管していたワインです。みんなでこれを飲みませんか。」
ところが、ウインカーに渡されたワインを見るやいなや、マリー伯母さんは、ぽろぽろと涙をこぼし出すではありませんか。
気丈で明るいマリー伯母さんがこんなふうに涙をこぼすことがあるなど、誰も知りません。ウインカーもマルトも、そしてドミニクもマドレーヌも顔を見合わせて戸惑いました。
アルフレッド伯父さんだけが、ニコニコとうなずいていました。そしてマリー伯母さんをそっと椅子に座らせ、嬉しそうに口を開きました。
「みんなは知らないと思うけど、私たちの結婚はエデュアールおじいさまに反対されていたんだ。でも心の中では僕との結婚を認めていてくれたんだね。 うちは貧しい農家だったから少しでも農民の役に立ちたい一心で気象の仕事に就いたんだ。 最初はそんな気持ちだったはずなのに、途中からはマリーとの結婚を認めて欲しくてブドウ畑に通っていたもんさ。」 アルフレッド伯父さんは泣いているマリー伯母さんの肩に手を置きながら、話を続けました。 「マリーの手料理はいつも美味しいし、いつでも明るい君といられて、この30年間は楽しかったよ。ウインカー、こんな素敵なお祝いをしてくれてありがとう。」
「みんなは知らないと思うけど、私たちの結婚はエデュアールおじいさまに反対されていたんだ。でも心の中では僕との結婚を認めていてくれたんだね。
うちは貧しい農家だったから少しでも農民の役に立ちたい一心で気象の仕事に就いたんだ。
最初はそんな気持ちだったはずなのに、途中からはマリーとの結婚を認めて欲しくてブドウ畑に通っていたもんさ。」
アルフレッド伯父さんは泣いているマリー伯母さんの肩に手を置きながら、話を続けました。
「マリーの手料理はいつも美味しいし、いつでも明るい君といられて、この30年間は楽しかったよ。ウインカー、こんな素敵なお祝いをしてくれてありがとう。」
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