[1964年] [ベストワイン]

ベストワインとはアペラシオン(地区)ごとに選出され「その年のお奨め」とされた優れたワインの証しです。

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1964年のワインの出来

1964年 ボルドー地方の天候

  • 降水量

    339mm
    (平年の88%)

  • 積算温度

    3327
    (平年の105%)

  • 30度以上の
    日数

    31日

  • 収穫日

    9月28日頃~
    10月6日頃

1964年のワイン分類別評価

  • ・ボルドー赤:★★-★★★★
  • ・ブルゴーニュ赤:★★★★
  • ・ブルゴーニュ白:★★★
  • ・エルミタージュ:★★★★★
  • ・ロワール:★★★★★
  • ・アルザス:★★★★
  • ・イタリア:★★★★★
  • ・ドイツ:★★★★
  • ・シャンパン:★★★★★

1964年はフランス・ボルドー地方は非常に良いワインが大量に造られたラッキーな年。開花の状態は非常に良く、暑く乾燥した夏は結実にうってつけで、収穫前の9月には早くも農業大臣が「当たり年予告」を出す程でした。
特にグラーブ地区、サンテミリオン地区、ポムロール地区ではコク・凝縮感のあるパーフェクトなワインが多く出来ました。しかしながら収穫時期後半に長雨に見舞われ、収穫が遅い品種を植えた地域はダメージを受けてしまいました。

甘口白ワインのソーテルヌ地区は収穫期の豪雨にたたられ多くが被害を受けてしまいました。

ブルゴーニュ地方は酒商業者に人気のあった年。オスピス・ド・ボーヌの競売では記録破りの高値が付きました。天候は冬は雪が多く春には徐々に回復し暑く乾燥した夏が過剰気味の収穫量を減らしました。9月は雨と快晴が規則正しく交互に現れ収穫直前のブドウコンディションを最高なモノにしてくれました。赤ワインは肉厚で柔らかな味わい。白ワインは糖度が高く酸味は控えめ。

1964年のシャンパーニュ地方は最高の当たり年となっています。風格があり良く熟成し果実味のあるシャンパンです。1961年より洗練さに欠け、1962年よりは優雅さに欠けますがスケールは大きく熟成によってまろやかになります。

スタッフより

スタッフより

1964年は60年代最初の『大豊作』の年なので、残っている銘柄や本数が他の年に比べてとても豊かです。この1964年が記念日の方は「今度は何を飲もうかな?」と迷って選べるだけのラインナップがございます。

またボルドー地方の赤ワインも60年代とは思えないくらい良いヴィンテージで価格もこなれています。

それでも歳月の経過で白ワインやブルゴーニュのワインなどがまず市場から消えてしまいますので、あれこれ試したい場合にはそのあたりもお薦めです。

希少なシャンパンも積極的にご用意して参りました。こなれて
微発泡になった泡も感慨深いものです。

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