1947年は20世紀の戦後3大ビンテージの一つです！(あとの二つは1945年、1949年)。量も豊作。ボルドー地方では非常に暑い真夏と収穫時期が幸いして、エキスの凝縮したコクのあるビンテージとして認知されています。特にポムロールとサンテミリオン地区産はリッチで官能的な味わいです。醸造技術の違いでシャトーごとに出来のバラツキがあるものの、最良の銘柄はポートワインに似た甘く豊かなスタイルだとされています。価格も高く、こちらも｢世紀のヴィンテージ｣と言われました。

ブルゴーニュ地方でも例外的な良い年で、厚みのある凝縮されたワインが生産されました。夏が暑く、9月16日という早い時期から完熟のブドウが摘果され、非常な暑さの中発酵が行われました。

シャンパンも非常に良い年でした。焼け付くような暑い夏で早めの収穫。生産量は例年を下回りますが、香りは繊細で豊富、味わいはリッチ。

ヴィンテージポートも非常に良い年。1950年代に大人気となり、残念ながら現在はほとんど残っていません。

スタッフより

当サービスではこれまで１９４７年のワインを２万円台のものから各種合計で百数十本ご用意してきましたが、第２次世界大戦直後で７０年以上経過となるこの年の商品はそろそろなかなか手頃なものが見つからなくなってきました。

マグナムサイズの希少品は多少見当たりますが、世界的なストックを見ても、まず出てこない年となりました。

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