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ボジョレー・ヌーヴォー

Beaujolais Nouveau

毎年11月の第3木曜日はボジョレー・ヌーヴォー解禁の日です。

今年2019年令和元年は11月21日木曜日。

日付変更線の関係により、日本は本国フランスより先に発売開始になります。

その年収穫したブドウで造られたワインの1番手としての新酒をお祝いするする、いわば「秋のブドウの収穫祭」です。

我先にと急ぐばかりにワインの品質そっちのけの生産者が出ることを禁じて、1967年に販売開始日が11月15日と設定されました。後の1984年には安息日を避けた曜日も設定され「11月の第3木曜日午前0時」となりました。

種類は赤かロゼ。
ボジョレー・ヌーヴォーとしては、白ワインは禁止されています。
ラベルにはもちろん収穫年の表示が義務づけられているので安心です。

◇地方

ボジョレー地区は、フランスのパリの東南にあたるブルゴーニュ地方の最南端に位置しブルゴーニュ地方最大面積を占めます。
正しくはRhoneローヌ県・Beaujolaisボージョレ地区(※)。

※一部はSaone-et-Loireソーヌ・エ・ロワール県に含まれます。

◇造り方と味わい

ブドウ品種はガメイ種が使われます。梅やプラムに似たニュアンスが特徴の品種です。

スピーディに色づけるためにMaceration Carboniqueマセラシオン・カルボニック(=炭酸ガス浸漬)という特殊な醸造がなされます。

  1. 収穫したブドウはつぶさずに房のまま密閉タンクに入れられます。
  2. タンク内には二酸化炭素CO2が満たされそのまま数日間置きます。ここでブドウの顆粒中で細胞内発酵が起き、短時間で色素が抽出されます。
  3. その後にブドウを圧搾し果汁だけをアルコール発酵させます。

明るい色が良く出ている割に、種や果皮からの渋みはない飲みやすくフレッシュな赤ワインができあがります。
フルーティでバナナやキャンディーに似た香りも特徴です。

◇楽しみ方

「新酒祭り」です。フレッシュなうちに気軽に楽しみましょう!

ボジョレー・ヌーヴォーは軽い口当たりで飲みやすく和食にも良く合います。
キーワードは「醤油」「ちょっと甘口」 「アジアンフード」 「簡単料理」

お薦めは、

  • ・みんな大好き鶏の唐揚げ
  • ・戻り鰹の和風サラダ
  • ・女子ウケ! 漬けマグロ+アボガト サラダ
  • ・ポークソテー オレンジソースがけ

馴染みの家庭料理と一緒に夕食で召し上がるのも良し、
フルーツ入りパウンドケーキなどスイーツでホームパーティーするも良し、
デパチカでボジョレー・ヌーヴォー向けの総菜フェアが催されているかもしれません。

11月と言えば日本でも農産物の収穫が多い晩秋です。
近隣農家さんの採れたて野菜を直売所などで購入したり、サンマなど旬の魚を買ってきて、自然の恵み・作物の無事・生産者に感謝 して美味しく楽しく頂きましょう!

温度は10~14℃位に軽く冷やすと酸味が活きてフレッシュ感が際立ちます。

ヌーヴォーはフレッシュな新酒。熟成には不向きなので抜栓後はなるべく早めに召し上がりください。

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