1970年 シャトー　ブラーヌ　カントナック CHATEAU BRANE CANTENAC の販売[ヴィンテージワインショップのNengou-wine.com]

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ボルドーのワイン造りで最も名の知れたルシアン・リュトン一族が運営するこのシャトーは18世紀からのブドウ栽培の歴史があり、当時の所有者であるブラーヌ男爵は現在のムートン・ロートシルトをも所有するほど、ワイン造りに傾倒してきた人物が歴代オーナーとなっています。

以前植え替えしたブドウの樹の樹齢も安定してきており、近年のものでは品質の安定がますます期待できます。

このヴィンテージの出来をワイン評論家は「本書の初版を出してから、この1970年産のシャトー・ブラーヌ・カントナックに対する私の評価は65点で、痛ましいほど貧しいと評したことはは厳しすぎる、自分たちのテイスティングとは一致しない、という手紙を何通か読者から受け取った。

その後に私が参加したボルドーのテイスティングでは、興味深いことに同じ1970年産のいくつかの銘柄をひとつにまとめ、そのひとつとしてこのワインが出されていた。

改めて試してみると3本のうち2本は深みのあるルビー色で、スパイシーでハーブがかった土の香りがあり、前述した不潔な納屋の前庭のようなにおいではなかった。

また味わいはミディアムボディーで、柔らかく、比較的凝縮された飲み終わりがあった。

そしてもう1本は、初めの2本には劣るものの、私が1985年版で評した1970年産のシャトー・ブラーヌ・カントナックほど悪くはなかった。

どういうわけか、このヴィンテージには、瓶によって相当のばらつきがあるらしい。

なるほど、良質なサンプルは1980年代中盤の成功作と並ぶと評価しても差しつかえないが、悪い瓶はみじめである。」と改めて評価してきました。