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飲み頃ワインを探す

ワインの飲み頃とは

ワインの飲み頃とは、適度に熟成が進み、色や香り、口当たりが好ましい状態で美味しく飲める期間のことをいいます。果実由来の香りに加え、花々のような香り、タバコ、葉巻、スパイスのようなニュアンス、ビロードのような口当たりが加わって、複雑さや高貴さを帯びます。

高価なワインであればあるほど瓶詰めされた直後より、年数を経た状態の方が美味しさが増し、飲み頃期間が長い銘柄となる傾向を有します。価格の他の要素としては、ワインの産地、生産者、ブドウ品種、ヴィンテージによっても、飲み頃や熟成による味わいが異なってきます。

もちろん、ボトルの個体差、飲む人の嗜好や人生観が大きく作用しますので正しく定義することは困難です。プロのワイン評論家やコメンテーターによってでさえ数年から数十年もの差がでますのでおおよその目安とし、ワイン選びの新しい楽しみ方とされてはいかがでしょうか。

ヴィンテージによって異なる飲み頃ワイン

未来の飲み頃ワインを探す

来年以降の未来に飲み頃を迎えている「未来の飲み頃ワイン」です。
未来の記念日やお祝いにピッタリなワインです。

13段階の飲み頃からのワイン選び

驚かれる方も多いと思いますが、本格ワインの多くは15年~20年の飲み頃時期を有する寿命を持ち、ワイン評論家からは「このワインの飲み頃は50年くらい続くだろう。」とまで予想されたワインさえ多数存在します。

人の一生にあてはめてみても50年間という長さは幼少期から老年期までのかなりの長期間です。「数十年飲み頃が続く」とひとくくりに言っても、飲み頃開始の頃とその終わりの時期では味わいに違いがあるのではないかという疑問や、前半期と後半期での味わいの違いによる知見から、「ワインの飲み頃」の分析を社内で進めてきました。

まずワインの飲み頃時期を大きく3つに分け、そこから13段階の飲み頃過程を定義付けました。そしてワイン評論家や弊社ソムリエによる飲み頃予想を元に、どなたでも簡単に「飲み頃でワインを探す」ことができるような仕組みを作りました。

「13段階に分けた飲み頃からのワイン選び」による利点は6つあります。

  1. ワインの熟成段階を想像する新しい愉しみ
  2. 会食などの利用シーンに合わせたワイン選び
  3. 飲み頃期間が来年2024年、再来年2025年にある未来の飲み頃のワイン選び
  4. 産地や出来で飲み頃が長い「長命ワイン」探し
  5. 飲み頃を過ぎたと言われる古酒ワインの持つ魅力を発見する喜び
  6. 熟成の全ての過程を俯瞰し、ワインの熟成から得られる経験や愉しみ

など、従来のワインショップからのお薦めや、評論家の評価ポイントでは飽き足らない、時間の要素をたっぷりと含んだ熟成ワイン選びの世界観を新たにご提案します。

今年が飲み頃にあるエネルギッシュで調和のとれたタイプ、来年以降の未来に飲み頃が始まる非常にフレッシュなタイプ、さらに長期熟成した古酒タイプのワインをあなたのワインライフに是非加えてみてください。

13段階の飲み頃で楽しむワイン

1.未来に飲み頃が始まるワイン

2017年 ローテンベルク

ローテンベルク

今はまだ若すぎて来年以降の未来に飲み頃を迎えるような「未来に飲み頃が始まるワイン」です。
ずっと保管しておきたくなるようなワインをお探しの方、小さなお子様を持つご家庭にオススメな保管用ワインです。

  • ・飲み頃時期:来年以降の未来
  • ・ワイン通ステージ:初~中級者向け
  • ・味わい:まだ若く果実味が豊富で個性が際立っています。

赤ワイン

ルビー色

白・スパークリングワイン

ライムイエロー

貴腐ワイン

麦わら色

今が飲み頃のワイン

「今が飲み頃」のワインを全てから5段階まで分けています。 よりお好みに応じてお選びいただけます。
今が飲み頃のワインのそれぞれの熟成度合をお愉しみください。

■2~6.今が飲み頃(全て) のワイン

「今年が飲み頃」とされているワインを在庫の中から全てご覧いただけます。 ワイン評論家たちによる飲み頃時期の予想に加え、ソムリエ河田の飲み頃予想も掲載中。熟成ワインの美味しさのまさに入り口がここにあります。

  • ・飲み頃時期:今年
  • ・ワイン通ステージ:初級者向け
  • ・味わい:香りは豊かで味わいが複雑になり、飲み心地はスムーズです。

赤ワイン

ガーネット

白・スパークリングワイン

イエロー

貴腐ワイン

黄金色

■2.今が飲み頃(前半)のワイン

飲み頃のステージ
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2021年 ソーヴィニヨン ブラン パソ ロブレス

ソーヴィニヨン ブラン パソ ロブレス

「今年が飲み頃の前半期にあたる」とワイン評論家から予想されてきた、飲み頃にちょうど入ったばかりのワインです。
若々しさと成熟感は、ワインがお好きな方の個性感と熟成感への期待をきっと満たしてくれます。

■3.充分に飲み頃のワイン

飲み頃のステージ
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2022年 アコンカグア キュヴェ ソーヴィニヨン ブラン

アコンカグア キュヴェ ソーヴィニヨン ブラン

「今年が飲み頃の充分な時期を迎えているだろう」とワイン評論家から予想されてきたワインです。
若いワインにはまだ無かったような熟成感が、ワインの個性と調和していく過程のタイミングをお愉しみいただけます。

■4.飲み頃の真ん中のワイン

飲み頃のステージ
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2020年 カベルネ ソーヴィニヨン パソ ロブレス

カベルネ ソーヴィニヨン パソ ロブレス

「今年が飲み頃のちょうど真ん中となるであろう」とワイン評論家が予想してきたワインです。
飲み頃開始から飲み頃終了までの期間で、その中間にあるど真ん中のタイミングのワインは飲み頃の真っ盛り。まさに満開の熟成ワインです。

■5.今が飲み頃(後半)のワイン

飲み頃のステージ
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2016年 ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ブラン

ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ブラン

「今年が飲み頃の後半期にあるだろう」とワイン評論家が予想してきたワインです。
飲み頃が始まったばかりの時期にあった個性前面の状態から、そのワインの本質や熟成による旨味がこのタイミングの特徴。お料理とのマリアージュを邪魔せず、気が付いたら空いていたという熟成感です。

■6.飲み頃の最終盤のワイン

飲み頃のステージ
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2012年 レ ザレ ド カントメルル

レ ザレ ド カントメルル

「今年が飲み頃の最終盤にあたるだろう」とワイン評論家が予想してきたワインです。
長いものでは数十年に渡る飲み頃の終了間際の熟成度合いは、古酒ワインになる前の最後の輝きと個性を魅せてくれます。

古酒タイプのワイン

「古酒タイプ」のワインを全てから7段階まで分けています。 よりお好みに応じてお選びいただけます。
古酒タイプならではの至高な熟成度合をお愉しみください。

■7~13.古酒タイプのワイン(全て)

ワインの一般的な飲み頃は過ぎているが古酒として楽しめる「古酒タイプのワイン」を在庫からピックアップしてご紹介しています。
飲み頃を過ぎて1~2年目の古酒から30年を越える大古酒まで全てご覧いただけます。

  • ・飲み頃時期:9年前以前
  • ・ワイン通ステージ:上級者向け
  • ・味わい:飲み頃のピークを過ぎ、枯れた熟成感をメインに楽しめます。

赤ワイン

褐色
レンガ色

白・スパークリングワイン

黄金色
琥珀色
褐色

貴腐ワイン

紅茶色
褐色

■7.古酒として若い(飲み頃過ぎ1~2年目)ワイン

古酒のステージ
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2016年 シャトー マルジョス ブラン

シャトー マルジョス ブラン

「古酒として若い、飲み頃を過ぎて1年~2年目にあるだろう」とワイン評論家が予想してきたワインです。飲み頃だった辺りから古酒に姿を変えるひとときを味わってみたい方にオススメです。

■8.古酒入門向きの(飲み頃過ぎ3~4年目)ワイン

古酒のステージ
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2016年 シャトー マルジョス ブラン

シャトー マルジョス ブラン

「古酒入門に向く、飲み頃を過ぎて3年~4年目に当たるワイン」とワイン評論家が予想してきた古酒入門にピッタリなワインです。
若いワインが好きな方もいれば、古酒の風味を帯びたワインが好きな方もいらっしゃいますので、両タイプの良さや特徴を掴みやすい時期のワインが揃っています。

■9.古酒のまとまりがある(飲み頃過ぎ5~6年目)ワイン

古酒のステージ
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2011年 シャトー カンボン ラ プルーズ

シャトー カンボン ラ プルーズ

「古酒としてのまとまりを帯びている、飲み頃を過ぎて5年~6年目のワイン」をワイン評論家の飲み頃予想やソムリエ河田の予想からレコメンドしました。
生まれながらに持つワインの個性に加えて、どのように熟成するかはブドウ品種や産地、価格帯、出来によって異なり、そこが面白くなっている時期のワインばかりです。

■10.熟成感を愉しむ(飲み頃過ぎ7~8年目)ワイン

古酒のステージ
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2010年 シャトー ド ベルシェ

シャトー ド ベルシェ

「熟成感を愉しむ時期である、飲み頃を過ぎて7年~8年のワイン」をワイン評論家の飲み頃予想から選び抜いてご紹介。飲み頃を過ぎ、およそ2年ごとに熟成の段階を踏んでいく多くのワインのひとつの完成形です。経験からこの先の変化は緩やかになりますが、熟成感が増していくペースと古酒になっていくペースは産地やブドウ品種、銘柄ごとに大きく異なります。それこそがポテンシャルです。

■11.古酒としての円熟した(飲み頃過ぎ9~19年)ワイン

古酒のステージ
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2007年 ムーラン ド シトラン

ムーラン ド シトラン

「古酒としての円熟の時期である、飲み頃を過ぎて9年~19年目までのワイン」をワイン評論家やソムリエ河田の予想からピックアップしています。ポテンシャルのある強くて長命なワインは原産している各国で知識と経験が積まれ選別されており、古酒に向くワインは大きくその姿を現します。

■12.人生を回顧させる(飲み頃過ぎ20~29年目)ワイン

古酒のステージ
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1982年 サン トーバン プルミエ クリュ レ フリオンヌ ブラン

サン トーバン プルミエ クリュ レ フリオンヌ ブラン

「開けたワインから自らの人生を来想させられるような、飲み頃を20年~29年は過ぎているが出会えて嬉しいワイン」をワイン評論家の飲み頃予想を元にご提案。生まれ年ワインや結婚25周年のお祝い、50年目の金婚式などで多くのお客様から愛されてきた多くのワインはこの時期を迎えている銘柄です。時空を超えて来たロマンチックな味わいが愉しめます。

■13.壮大な大古酒(飲み頃過ぎ30年~)ワイン

古酒のステージ
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1981年 シャトー クーテ ハーフサイズ

シャトー クーテ ハーフサイズ

「飲み頃を過ぎて30年は経過しているだろう」とワイン評論家が予想している、壮大な大古酒を在庫からピックアップしてご紹介。古酒のワインが大好きな方はむしろこちらの味の方を好まれる人も多く、枯れた果実酒の中にもしっかりある風味や骨格、構成を愉しめます。

各飲み頃のリストでは並び替えもできます。

「価格」「生産年」「パーカーポイント」での並び替えが出来ます。
お好みに合わせてご利用ください。

リストでの並び替え

今が飲み頃の前半にあるワインのご紹介

2005年 シャトー バタイィ

2005年 シャトー バタイィ

2005年のフランスは降水量が少なく、気温は高い、ブドウ栽培に好条件の天候でした。今年2023年に飲むと、専門家が予想した飲み頃期間中の前半の15%時期に当たります。
弊社ソムリエは凝縮された味わいから、飲み頃はさらに長く続くであろうと予想しています。

・専門家の飲み頃予想は2020年~2040年
・弊社ソムリエの飲み頃予想は2015年~2045年

古酒として若い(飲み頃が1~2年過ぎている)ワインのご紹介

2011年 シャトー セネジャック

2011年 シャトー セネジャック

専門家は、飲み頃からは2年過ぎていると予想しています。
古酒タイプとしてはまだ活力を保ち、飲み頃の要素を備え、複雑味に加えて枯れたニュアンスも含まれます。
飲み頃に入るか否かは好みによります。

・専門家の飲み頃予想は2014年~2021年
・弊社ソムリエの飲み頃予想は2013年~2024年