1949年 マルケージ　ディ　バローロ マルケージ・バローロ社MARCHESI DI BAROLO MARCHESI DI BAROLOの販売[ヴィンテージワイン専門店のNengou-wine.com]

1949年は湯川秀樹がノーベル物理学賞を受賞した年です。その年に造られたアルコールを口にできるとは夢のようです。その時代背景や自分史を振り返り、ワインの味わいを一回りも二回りも奥深いものになさってみてください。贈り物としても感涙の一品になることでしょう。

若い赤ワインとはだいぶイメージが異なります。アルコール度数は低くなっているのに、酒精強化ワインのような甘酸っぱい香りが広がります。ドライフルーツやチョコレートの香りに動物的な香りもプラスされ複雑かつエレガントです。

生産者のマルケージ・ディ・バローロは200年の歴史を誇る老舗の元詰め栽培農家で、伝統を重んじながらも大規模生産を行っています。これまでの知識を受け継ぎ、さらの現代性を常に意識し続けた造りをしています。

1807年にバローロ候のカルロ・タンクレディ・ファッレッティがフランス貴族の娘ジュリエット・コルベール・ディ・モレヴリエと結婚。彼女が大樽で長期熟成させるバローロの様式を推し進めたと言われています。ボトルにあるエンボスの紋章には、3本の斜線を挟んで三つ★とライオンが刻まれています。バローロ候と後のオーナのアッボーナ家のつながりが表現されているようです。

《色調》クリアで、赤茶色のガラスボトルの外観からはルビー色に見えますが、実際は赤ワインとしてはかなり薄くなっています。ピンク～淡い褐色になっています。オリが瓶底に落ちて液中の色素が減り明るめとなります。イタリアワインの古酒の繊細で可憐で力強い芯のある風味をご堪能ください。