[2012年] [大吟醸]
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2012年のワインの出来
2012年 ボルドー地方の天候
降水量
315mm
(平年の82%)
積算温度
3571
(平年の112%)
30度以上の
日数
32日
収穫日
8月29日頃~
9月29日頃
2012年のワイン分類別評価
- ・ボルドー赤:★★★★
- ・ボルドー白:★★★★
- ・甘口ソーテルヌ:★★★
- ・ブルゴーニュ赤:★★★★
- ・ブルゴーニュ白:★★★★
- ・シャンパン:★★★★★
- ・ローヌ赤:★★★★
- ・イタリア:★★★★
- ・カルフォルニア:★★★★

2012年はフランス・ボルドー地方は概ね良いヴィンテージです。春から雨が多くカビによるベト病やウドンコ病の病害対策からスタートしましたが、結果的にはなかなか良い作柄となりました。8月には正常な気候へ戻り9月からはブドウにとって理想的な環境となり健全なブドウを収穫することができました。メドック地方・グラーヴ地方は前年の2011年より良い結果となりました。サンテミリオン地区・ポムロール地区のメルロー種はカベルネ・ソーヴィニヨン種より好条件で収穫することができ、上質なワインとなっています。
グラーヴ地区の辛口白ワインは良い結果を残しています。
ソーテルヌ地区は秋の多雨から多くのボトリティスは貴腐ブドウにならず、畑での入念な選果が必要となりました。イケムなど甘口ワインを生産することができなかったドメーヌもありました。
ブルゴーニュ地方も全般的には良いできの2012ヴィンテージです。春夏は低温多雨でoidiumウドンコ病に悩まされました。8月には回復しましたが、実は小さく水分の多いブドウが多くなってしまいました。コート・ド・ボーヌ地区の方がコート・ド・ニュイ地区より期待できます。難しい天候だった年ほど、ワイン生産者の実力が左右することは言うまでもありません。
シャンパンが当たり年です。グレートヴィンテージの1947年、1990年、1996年にも匹敵する素晴らしい出来となっています。春は非常に寒く、また雨も多かったためカビに悩まされブドウは少量。7月から収穫までは快晴が続き、少量で小粒のブドウは完熟し凝縮感があります。
スタッフより
2012年は雨が多く難しかった天候とカビが言及されがちなヴィンテージですが、結果的には90点近い高得点の生産地が多いです。話の流れでハンデを負ってしまっている気の毒なヴィンテージですが、本質的には良好ですので心配なさらずにセレクトなさってください。シャンパーニュファンにとってもチェックすべき嬉しいヴィンテージです。
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