ソムリエより

シャトー　ギローはソーテルヌ地区最上位のシャトー・イケムから南へわずか2km、この地区最大の畑を所有しています。1981年にカナダ人のハミルトン・ナービイが買い取り、ソーテルヌ特別第1級のシャトー・ディケムのようにブドウを1粒ずつ摘み取ることや発酵方法の改善に力を注ぎました。また、1995からは聡明な管理人のグザヴィエ・プランティによる栽培面での大々的な改革を行いビオ農法へ移行。2006年からはこのワイン愛好家4人がオーナーとなりブドウ品種研究所も併設されています。

ギロー愛に包まれたワインは、深い色合いと煙りっぽさ、焦がした風味が特徴です。酸味が少なくカラメルのような味わいも優美、かつ重量感があります。

ソムリエより

ロゼワインの魅力は味わいの構成がしっかりしていること、和食全般に良く合うこと、そして見た目のロマンティックさ。グラスに注いだ瞬間から、有意義な時間がスタートします。

ワイン名の「1522」はフィリポ家がアイ村に住み始めた創業の年。現在は16代目に当たるシャルル・フィリポナ氏がオーナー。

華やかでやわらかな女性的なスタイルに定評があります。ブドウ品種の構成はピノノワール種の比率が高いためデリケートで力強くリッチな味わい。

ソムリエより

2009年は各地とも素晴らしくブドウがよくできたヴィンテージです。このポンテカネもシャトー自体で最高の出来栄え、100点満点です！

元来、力強い堅牢なスタイルを造るシャトーで、この2009年も本領を発揮しています。大柄でしっかりとした骨格に守られて、ワインが開き始める飲み頃は2025年頃からと予想されています。もちろん、それ以前からも美味しく召し上がれます。抜栓の時間を早めたり、デカンタージュをしても良いでしょう。一番のお薦めは、ゆったりとしたお気持ちで時間毎に変化する味わいを楽しむことです。