ソムリエより

イタリアワインの中で最も重要な存在の『バローロ』。｢ワインの王であり、王のワインである｣と言われる地元の人々の自慢の銘柄です。

この生産者のご先祖様はバローロの生みの親といわれる内の一人に当たります。これまでの知識を受け継ぎ、さらの現代性を常に意識し続けた造りをしています。

若い赤ワインとはだいぶイメージが異なります。アルコール度数は低くなっているのに、酒精強化ワインのような甘酸っぱい香りが広がります。ドライフルーツやチョコレートの香りに動物的な香りもプラスされ複雑かつエレガント。

これまでの時の流れに思いをはせる感慨深き1本です。

《色調》ネッビオーロ種のワインを大樽で寝かせて出荷する為か、オリが瓶底に落ちて液中の色素が減り、色調が多少明るめの傾向となります。イタリアワインの古酒の繊細で可憐で力強い芯のある風味をご堪能ください。

ソムリエより

バルトロメオ・ボルゴーニョが1761年に設立したワイナリーです。1961年に催されたイタリア共和国の建国100周年記念の祝賀会でもワインを提供された格式高い生産者。老舗の元詰め栽培農家で、伝統を重んじながらも大規模生産を行っています。2019年からは有機認証を受けています。

さらに1972年に開かれたワインオークションでは1886年産のバローロが530,000リラ(380万円超)で落札され、それまでのイタリアワインの最高額を記録し話題となりました。古いビンテージワインをお探しの弊社のお客様からもご注文の多い｢ジャコモ・ボロゴーニョ社｣で安心です。

これまでの時の流れに思いをはせる感慨深き1本です。

《色調》熟成により色素が落ちてオリとなりワインの色が薄くなっています。劣化したわけではなく良好な状態で、古いバローローを開ける時の楽しみのひとつとも言えます。

ソムリエより

半世紀を超えて熟成してきたイタリア・クラシック・ワインが入荷しました。
イタリア産の数多くの銘柄が知られるようになった1980年代より前のオールドヴィンテージでは、名門ワイナリーものが安心かつ、個性が光ります。妖艶な美しい婦人のたたずまいです。フランス産でもなかなか出回らない中の貴重なストックです。

2004年に75歳で亡くなったジョヴァンニ・コンテルノ氏は伝統派バローロの巨匠の一人。昔ながらの大樽を使用し温度調整も人力で行う環境で偉大なワインを造っていた名手。

《色調》ブドウ品種がネッビオーロ種主体のバルバレスコなどは大樽に寝かせている期間が長い為か、50年以上経年すると色素が抜けてオリになり色調明るくてロゼのように変化したものが多いです。予めご了承ください。

ソムリエより

世界三大酒精強化ワインはポルトガルのポート、マデイラ、そしてスペインのシェリー。こちらのコイレタ　ポートはポルトガルを代表する特産品です。ブドウがアルコール発酵した後にブランデーを添加し酒精強化します。

黄褐色のカラーが特徴です。ドライフルーツやナッツ、カラメルに似た甘く香ばしい風味がお楽しみいただけます。オリは瓶詰め時に除去されるています。

アルコール度数は20℃。召し上がる際の適温は18～20℃です。ジャーキーや生ハム、チョコレート、カステラとの相性は最高です。

《特別な情報》こちらは1965年産のポートワインを樽のまま熟成し続けて2017年に瓶詰めされたポートワインです。長期樽熟成の風味がヴィンテージポートとは違うところです。ボトルコンディションは整っています。