ソムリエより

2009年のソーテルヌ地区は良作で、ワインには華やかさがあります。マーマレードやカリン、ナッツ、アンズ、ハチミツなどの甘くふくよかな印象。濃密かつ爽やかです。苦味がアクセントにもなり、飽きずに美味しく飲み進みます。

ボンム村に位置する格付第1級シャトーです。標高の高い場所にあり、城壁と塔はワイン生産が始まる以前の13世紀に建設が開始されています。1983年に有能な管理人が仲間入りしてからはワインの品質が向上しました。さらに1998年から6年の歳月を掛けて醸造設備などシステムを一新。世界各地からの愛好家を迎え入れる体制も整えられています。

ソムリエより

中世からの歴史あるシャトー。1579年からはヴィルヌーヴ家、その後1980年までデュボ家が所有し、現在は建設および土木部門の大手相互保険会社SMABTPがオーナーになっています。

ワインは若い内はしなやかでシルキー、熟成を経ると驚くべき複雑味とアロマをまといます。5級格付け以上の実力を付けています。

こちらの2009年産はコンディション良く瓶熟しています。2024年現在、飲み頃の真っ最中です。上品で華があります。ワイン好きな方へのプレゼントでは絶賛されること間違いありません。ご自分でも良いことがあった日に開ければ、最高のご褒美になることでしょう。

ソムリエより

2009年は各地とも素晴らしくブドウがよくできたヴィンテージです。このポンテカネもシャトー自体で最高の出来栄え、100点満点です！

元来、力強い堅牢なスタイルを造るシャトーで、この2009年も本領を発揮しています。大柄でしっかりとした骨格に守られて、ワインが開き始める飲み頃は2025年頃からと予想されています。もちろん、それ以前からも美味しく召し上がれます。抜栓の時間を早めたり、デカンタージュをしても良いでしょう。一番のお薦めは、ゆったりとしたお気持ちで時間毎に変化する味わいを楽しむことです。

ソムリエより

ドメーヌ・マトロの歴史は1914年に始まります。代々家族経営で引き継がれ、現在は4代目の姉妹がドメーヌの指揮を執っています。古典的な造りを継承しつつ、熟成期間の延長しワインにボリュームを加える過程が追加されました。若い内も熟成してからも、いつでも美味しいマトロのワインです。

ペリエール畑はムルソー3大プルミエ・クリュの一つ。｢石切り場｣の由来通り石の多い畑です。中央には崖があり斜面上部(ペリエール・ドシュ)と下部(ペリエール・ドスー)に分かれます。

力強さと繊細さを合わせ持つ熟成タイプ。ナッツ、木樽、バター、ハチミツ、洋なし、干し草など多くのイメージアイテムが浮かびます。