ソムリエより

間違いない美味しさと、いまだに若々しい生命力が味わえる、この1980年でのお薦め品です。

バランス良く、エレガントな仕上がりです。あま～い味ではなく『複雑・深い』味わいです。「自然・生産者の努力・そして時間」が合わさってなし得る風味です。

ポルトガルのワインというと、まず思い浮かぶのがポートワインですが、実は生産量は7～10％に過ぎないのです。その中でも、出来の良い年だけの「ヴィンテージポート」なので、とても貴重な1品です。

ワレ者の設立起源は1670年。当初は2人のイギリス人が営む貿易会社から始まります。ワイン、オリーブオイル、果物を輸出し、干しタラとイギリスの羊毛製品を輸入していました。
ワイナリーを運営し、港湾貿易のパイオニアとして発展を続けてきました。

※濾過せずにビン詰めする製法のため瓶底にも、コルク面辺りにもオリがございます。召し上がる際はデカンタをお薦めします。

ソムリエより

19世紀に輸出業で財を成したオーナーは「サンテステフのマハラジャ」とも呼ばれ、インドへ輸出したワインを持ち帰って飲んでみるととても美味しく大評判になったという銘柄です。ラベルにも描かれている東洋風の城に客人をもてなしていたそうです。

味わいは厚みがあり、皮とスパイスの混じり合ったようなブーケが特徴です。実力は第一級に値するため「スーパーセカンド」と呼ばれる銘柄の一つです。

ソムリエより

天候に恵まれなかった1980年の優良銘柄です。評判通り｢難しい年にこそ真価を発揮｣できるシャトーの実力を見せつけたような1980年産です。

例年より控えめなミディアムボディですが、やわらか口当たりもぜひ好意的にご堪能頂きたいです。

めずらしくカベルネ・フラン種を主体としていて、深みと豊かさ、エキゾチックな雰囲気のあるワインです。土壌に合わせたブドウ作りが自然と個性になっています。

《特別な情報》この年のサンテミリオン地区で唯一のベストワインに選出されています。

ソムリエより

シャトー　ラトゥールはフランスワイン・世界のワインを代表する5大シャトーのうちの一つ。その中で最も男性的で長命、そして品質が安定していると言われます。長い熟成期間を経てしなやかで奥深く成長してゆきます。

ジロンド河岸に78haの畑を所有し、その内48haが由緒あるランクロ区画。圧倒的に濃密で繊細、なめらかな質感を産み出します。

1980年の出来は、フルーティーでチャーミングでしなやか。例年よりは軽めの味わいです。

《特別な情報》この1980年でポイヤック地区に二つしかないベストワインのひとつに選出されています。